2016年9月19日月曜日

Steam利用の独立系開発会社が批判コメント投稿者らへ18億円賠償提訴だってさ


初めに目に入った記事は、http://www.pcgameshardware.de/Steam-Software-69900/News/Valve-wirft-alle-Digital-Homicide-Spiele-raus-Entwickler-reagiert-1208123/

が、、英語でも殆ど分からんのにドイツ語でチンプンカンプン。

したらば、日本語記事があった。
http://www.gamespark.jp/article/2016/09/18/68751.html

要約すっと、

独立系のゲーム開発会社、Digital Homicide Stuidos(http://www.digitalhomicide.ninja/)は、短期間の内に頻繁な発売を繰り返し、内容の粗雑さや、ユーザー獲得のスパム行為を取り沙汰され、批判を集中させてたらしい。

今年3月、Digital Homicideは、批判的なゲーム評論家の一人を提訴。

そして最近、Steamコメント欄で批判を展開していた一部グループメンバーを含む、ユーザーらへ向けて1800万ドルの損害賠償訴訟を起こしたんだと。

Steamは、ユーザーへの敵対行為だとしてDigital Homicideの全ゲームを削除。

ちなみに、Digital Homicideは、削除を受け、「我々のゲームはアマゾンで買えるよ」と、上記サイトに書いてる。



ユーザー評価は大きな要素だけど、その在り方は難しいよね。

受け手側、送り手側…

ユーザー個々を尊重しながら公的立場を維持するため、強い姿勢、ポリシーを念頭に、企業がユーザー評価システムを練り上げたとしたって、
ユーザー側で、何かをきっかけに没入し過ぎて同化傾向を生じさせ、個人の自立的立場が失われちゃう場合もある。

しかも、おっちゃんを含めて、オタっていうか、マニアは没入しやすいわけだし。

結果、意図されなくても、同じ意識のユーザーを僅か1ページに集合させちゃったり…



となると、評価は武器と一緒。

例えば、
こっちからすれば、MODのないETS2は、Titan X Pascal SLIが乗った動かないPCみたいなモンで、ハンドルに「ポッチ」を付けてシステム変更の大アップデートっていう深層(インテリアMOD利用者らにハンドルが消えたトラックを続出させた)が、数々の名作MODを葬り去ってきたSCSのシステム性に備わる悪習、因習としか見えないのに、「圧倒的好評」は、ぜってぇ過大評価だわ。

逆にFallout 4の「賛否両論」はSteamの温情風で、評価欄を見る限り、「圧倒的不評」であって、それは「過小評価」もいいところ。

もちろん、評価には、正確なものもある。

でも多数に埋もれちゃってる場合もある。

だから、自社能力を最大限に活用しただろう評価システムも、実は、買ってプレイしてみなきゃ分からんちんなところに踏み止まり続ける…



日本アマゾンじゃ、販売品の低評価を削除要請できるって記事にしてるアフィリエイターがいた。

要請って言うんだから、実際の削除には「協議」が行われてるんだろうけど。

アマゾンにはスパム評価が少なくないっていう事情がありそうだし、買い手側の通報システムもあるから、ま、公平っちゃ公平なのかも知れんね。

「協議」が十分なものであるなら。



今回のDigital Homicide騒動で不思議に思うのは、双方からSteamがヤリ玉の一つにあげられてないこと。

Digital Homicideは、ユーザー情報開示をSteamに求めてるそうだけど、コメント欄の運営責任を追及してる風じゃない。

一方、ユーザーが問題の中心に置いてるのは、悪口雑言、誹謗中傷が並んだかもしれないコメント欄でなく、Digital Homicideによって、不出来でスパムのようなゲーム販売が繰り返されたってこと。

でも、それが繰り返された原因の半分は、Steamにあるんでない?

もし、批判コメントの正当化のために「不出来なスパムゲーム」って疑いへ問題を誇張したり、たとえ、それが事実で、それを前面に押し出そうとした時、そこで、普通、公平を原理にする法律が問題にするのは、それを放置したSteam側の行為でもあるんでない?

Digital Homicideの提訴が認められれば、判決がどう出ようと、Steamは、システム利用者が法律の矢面に立たされる点で、ユーザー評価の仕組みを作り直す必要に迫られんだろうな。

その意味じゃ、SteamのDigital Homicide全ゲーム削除は、遅すぎたって言えるかもね。




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