2015年5月23日土曜日

オタの殿堂、Nikon 14-24mm F2.8Gはホントに凄いのか?


間もなく夜明けながら、

おばんです。


「贔屓の引き倒し」って言葉がある。

称賛がエゴに塗れ、逆に辱めたり、周りを引かしたりしてしまう。

英国王女の名を、お祝いと称して猿に授けた大分市長の遣り口は、その典型。

そして、価格某のハイアマチュアな大先生方もご多聞に漏れない。


普通のNikonユーザーが超広角レンズについて書くと、
たとえ予算的に14-24mm F2.8Gは除くと断っていても、
必ず、
「結局、そこに行き着くんだから、ソレを買っちゃいな」と、無神経に知ったかぶった輩が現れる。

更に、
14mm F2.8Dと比較すれば、中古でも、現状、7万円前後の差がつく14-24mmに、「ソレ以外の選択肢は有り得ない」などと「オレ様」が口を出してくる。

この14-24mm F2.8G至上主義って何なの?


そりゃ、20万円を超えるものもあるレンズが、決して悪い筈はないけど、
それを価格以上に至高扱いして、押し付けて、寄って集って同化しようとする意識って何なの?

その意味不明な意識の横並びがウザ過ぎて、
むしろ、14-24mm F2.8Gを、一般アマチュアカメラマンから遠ざけてるかも知れないって、「贔屓の引き倒し」になってるかも知れないって思いが、どうして生じないの?


んじゃ、
何処へ行っても、誰に聞いても、殆ど満点評価のNikon 14-24mm F2.8Gはホントに凄いのか?
どこまで凄いのか?

一つの例として、14mm F2.8Dと比較した画像があったので、
パクリ・オタのおっちゃんは、
ちょっち、一部分を失敬して、より分かり易くしたつもりの画像も加え、紹介するっちゃね。

画像を掲載したウェブページが以下。
http://www.stillmation.photography/battle-of-the-bulge-nikon-14mm-vs-14-24mm/

ページの下部には、そのフルサイズ画像2枚を纏めたzipフォルダをDLできるリンクがある。
サイズは24.4MBで、ちょっち重い。

ウェブページで、以下の文書末「here」をクリック。
「For those insistent on having a peep themselves, the 2 original files in JPG can be downloaded here.」


さて、
某プロは、14mm F2.8Dについて、
「中心部の解像力は高いが、周辺は基準にさえ達してない」と、なかなかの酷評ぶり。

下の、パクリ画像は、その中心部でなく、画像下部・中央付近のもの。



解像力の差は一目瞭然。
14-24mm F2.8Gより、14mm F2.8Dの方が俄然高い。

上下左右の中心部に向かうに従い、14-24mm F2.8Gの解像力が上がる。

フルサイズ画像を見比べれば分かる通り、
プロが14mm F2.8Dを評した中心部は、この場合、両レンズで殆ど差がない。


その目を右端に移して行くと、14mm F2.8Dはどんどん劣化していく。

逆に、左へ移して行くと、劣化は見られるものの、右端ほどじゃなさそう。

画像中心部の上面に、作例は、「物」がないため、万全でないながら、これらの事を、画像下部・中央付近と、ど素人が考え合わせると、

14-24mm F2.8Gより、14mm F2.8Dは、近景の解像力に勝る、ってことになるように思う。


また、
ダイナミックレンジ、周辺光量は、14-24mm F2.8Gが上。

色収差は、差が感じられないものの、輝度が高い分、14-24mm F2.8Gの方が目立ち難くなってるんじゃないかな?


てなわけで、
おっちゃんが買うなら、カリカリ14mm F2.8Dやね。

MFなら15mm F3.5S。

周辺光量はカメラ機能で対処できるし、ハイアマチュアな大先生方が奉る14-24mm F2.8Gの、言われるほどの秀逸さは、ここでは見られなかった。


ニコンも悪いよな。

D800Eの推奨レンズ群なんて公開してさ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120326_521563.html

読売の洗脳レベルだわ。

もっとも、
普通のアマチュアカメラマンなら、
これが20万円台のレンズを一般に売るための広告だって、気付くんだろうけど…


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