2015年12月12日土曜日
パティスミスのドキュメンタリー、ドリームオブライフがNETFLIXで観られるよ
http://www.netflix.com
びっくりした。
こういうのが観られるとは思わんかった。
ま、ビギー&トゥパックっていう英国版ドキュメンタリーもあるから、そういうところに熱心なのかもしれんね。
ドリームオブライフは2008年公開の自叙伝的劇場映画。
実は、おっちゃん、今以上に堕落した学校生活を終えて間もない頃、国家的尊厳や、敬意について、パティスミスのロックから学んだ部分があるんよ。
そこから、君が代を見つめ直したような。
それが下。
決して自惚れず、燥がず、俗に塗れず、真摯に、実直に、捉え、称え、重んじる、って具合に。
ここにあるシンプルさ、タイトさは、正にパティスミスの音楽仕様そのものだったと思う。
そもそも、音楽って、とっても厳格な秩序体系上に成り立ってるのね。
リズムがそれ。
ロックっていうと、反秩序的で自由奔放さの代名詞のように言われることが多いけど、それは、全くの誤り。
ドラム、ベース、リードギターにボーカル。
これら全ては、一小節内に刻まれるリズムを正確に、時にはドラマチックに体現する秩序表現であって、各パートは、その重要な守護者なわけ。
だから、例えば、亡くなったシーナ氏が偲ばれる、シーナ&ロケッツや、甲本ヒロト氏と言った、日本を代表する音楽家らこそが、日本保守の鏡、といった言い方もできると思う。
秋元康とかは知らんけどさ。
上のBroken Flagを収録したパティスミスのアルバム、「Wave」は1979年発売で、その後、彼女は、一端引退するんだけど、
映画にもあるように、2003年に米国が中心となって起こしたイラク戦争と、当時のジョージブッシュ政権に対し、反戦の立場から、強い批判を浴びせるようになる。
ただ、この反戦は、旧ソ連の対欧米・戦略的帝国主義に取り憑かれたままの末端国家転覆を目指す日本のサヨク運動とは全く別物で、混同しちゃいけないよ。
1988年に復帰し、1997年に初来日。
その時のものらしい映像も映画で観られる。
時には抽象的過ぎて、自分には分り難い部分もあったけど、若い時分を懐かしみながら、楽しめる作品だった。
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