2016年6月17日金曜日

MSI GeForce GTX 1080 Gaming Xのサンプルと販売用のスペックが違うらしいけど…


http://www.3dcenter.org/news/asus-und-msi-schummeln-womoeglich-seit-jahren-grafikkarten-tests

記事は、1080 Gaming Xで、試用のために配布されたプレス用サンプルと、販売のための製品版クロック値が3か所において違う例を挙げ、故意にプレス用がクロックを上げてきた可能性を指して「疑惑」と結びつけてる。

下画像の左がプレスサンプル。





こうした僅かな違いは、カードのBIOS設定から簡単に変えられるわけだけど、1080 Gaming Xといった「超絶スッゲー」クラスの購入者が、一部の情報だけに依存し、メーカー公称値を確認しないのは考えにくい。

しかも、自機のスペックは、常に確認できる状態にあるんだし。

また、実際、メーカーは仕様変更の免責を掲げて販売してるんで、調整は常に有って、次の販売用が、更にクロックを下げてきて、それを「疑惑」に結びつけるユーザーは居ないよ。



公称値と実際値が違うなら問題だけど、記事は、また、全てのプレスサンプルを確認してないとも書いてる。

それで即時「疑惑」呼ばわりは、記事が全く別の意図を持ってる「疑惑」を浮かび上がらせてるって感じ。



先日、3dcenterのNvidiaタイトル記事を開いたら、半分はAMDの宣伝で、参照するのを止めた。

こうした3dcenter手法は、AMDからの小金を奪い合う風でNvidiaを叩いてた、10年前の一部サイトと一緒。




追記:

どうやら、元記事は http://www.techpowerup.com/223440/msi-and-asus-send-vga-review-samples-with-higher-clocks-than-retail-cards だったよう。

そこには、ASUSの例を含めた、各カードのクロック値一覧がある。

下画像の「Review」がプレスサンプル。





この記事の拡散は大きく、情報サイトにとっちゃ、読者の信用問題に関わる、っていう誇張した捉え方もできるわな。

MSIが、Nvidiaへの攻撃のスキを与えたのか?ってところだと、おっちゃんは、飽くまでユーザーが独自に確認できる部分なんだから、乱暴だけど、意欲、挑戦の表れ、って受け取れる。

ただ、竜のイラストに赤黒デザインは下品でダメだ。




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